分取用電気泳動装置 NATIVEN(ネイティブン)

AE-6760 NATIVEN

目的・用途

●SDS-PAGEによるタンパク質分取
●Native-PAGEによる生理活性タンパク質分取
●DNAの分取
●希薄細胞抽出液や体液の濃縮


NATIVEN(ネイティブン)は電気泳動を利用した分離・濃縮・分取装置の新製品です。電気泳動の高分離能を利用した分取、濃縮機能を利用した質量分析や免疫検出の前処理としてのサンプルの濃縮分取などを簡単な操作で行うことが出来ます。

Bio-S
文部科学省知的クラスター創成事業さっぽろバイオクラスター「Bio-S」プロジェクト関連で開発された新製品です。

特長

1.ポリアクリルアミドゲルの高い分離能を活かして、希望する成分の分取が可能です。
2.回収成分を含む溶液移送は空気で行われるため、ゲルから溶出された成分は希釈されません。
3.希薄試料を多量にアプライ出来ますので濃縮分取が可能です。
4.試料量により二種類(S型、L型)のゲルサイズから適したものが選択できます。
5.外部循環恒温装置と接続して、恒温条件で電気泳動が行なえます。
6.回収条件は4ファイルまで記憶可能です。
7.条件入力や確認がしやすい正面操作部とLED表示です。

型式          製品名      単位    価格   商品コード  
 AE-6760S   NATIVEN S (ネイティブンS)   1式   ¥520,000 (2401150)  
 AE-6760L   NATIVEN L (ネイティブンL)   1式   ¥520,000 (2401160)  
型式 名称 AE-6760S NATIVEN S (ネイティブンS) AE-6760L NATIVEN S (ネイティブンL)
 ガラス管サイズ (分離ゲル用) 直管  S: 8mm x 80mm  
 ロート状 S:17mm(上部)〜 8mm(下部) x 80mm
 直管  L:16mm x 80mm  
 ロート状 L:37mm(上部)〜16mm(下部) x 80mm
 ゲルの断面形状/断面積 円形状  50mm2 (直管)  
 ロート状 200mm2 (上端)
 円形状  200mm2 (直管)  
 ロート状 1000mm2 (上端)
 分離時試料添加量(総タンパク質) 最大試料質量:約0.5mg 
 最大添加容量:約0.5mL
 最大試料質量:約2.0mg 
 最大添加容量:約2.0mL
回収部容量 0.15mL 1.0mL

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AE-6760ネイティブン製品解説ムービー
(Flash版 1分20秒)

原理

NATIVEN(ネイティブン)は電気泳動(分離)→回収→回収液の重点を一サイクルとして自動分取を行います。
まず回収部を回収溶液で満たし、試料(タンパク質やDNAの溶液)をゲル上部に添加します。続いて設定した時間電気泳動することで、分離された成分が回収溶液中に出てきます。そこで電気泳動を一時停止し、成分を含む回収溶液をポンプからエアーを送って追い出し、フラクションコレクターにセットしたタイタープレートに分注します(下図参照)。

試料成分の分離・溶出・回収のサイクル
試料成分の分離・溶出・回収のサイクル
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分取するときの「希釈」を防ぐ“技”− 空気でサンドイッチ

ディスクゲルにアプライされたサンプルは、電気泳動により、分離されながらゲル内を移動します。分離された成分は、移動した先にある回収液部に溶出し、一定時間ごとに分取されます。このとき、回収液をフラクションコレクターに送るのが「空気」の役目です。
通常こうした分離装置では、配管の中を溶液で満たした状態でポンプにより送液しますが、本製品では「空気−回収液−空気」とサンドイッチする形で送液することで、回収溶液中のターゲットとなるタンパク質の希釈を防ぎます。
最大サンプルアプライ量2.0mL(NATIVEN L用カラム)で分取した場合、回収溶液量1.0mLは1/2のボリュームになるため、仮に一つのフラクションに一つのバンド(成分)がすべて入れば、2倍に濃縮されることになります。また、漏斗型のカラムを用いれば、さらに濃縮して分取することが可能です。

分取したサンプルからのSDS除去

SDS-PAGEを利用して分取を行った場合、回収したサンプル溶液にはSDSが含まれています。回収したフラクションを次のアッセイに使う時にSDSが邪魔になる場合は、アトーの新製品「SDS除去試薬キット SDS-eliminant」をご使用ください。簡単な2ステップでSDSを95%以上除去します。(下記参照)
→ SDS-eliminant 製品紹介ページ
→ SDS-eliminant 製品カタログPDF(836KB)

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分取例

長さ25mmの12.5%ポリアクリルアミドゲルで5分毎に分取を行い、得られた溶液を分析用12.5%ミニスラブゲルで電気泳動し確認しました(下図参照。右端:試料/左端:分子量マーカー/中間のレーン:分取したフラクション)。
分離能や目的分子量は、分取に用いるゲルの長さ・濃度などで調節することが可能です。

分取フラクションの電気泳動
分取フラクションの電気泳動例(12.5%)

NATIVENをご利用いただいている研究機関

東京大学・京都大学・大阪大学・愛媛大学・関西医科大学・金沢大学・神戸大学・徳島大学・広島大学・奈良先端科学技術大学院大学・福井大学・静岡県立大学・静岡大学・九州東海大学・筑波大学・国立医薬品食品衛生研究所・理化学研究所(順不同)

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