基準光源LED 光子ファンダムは、稼動性能適格性確認(OQ)や稼動時適格性確認(PQ)に利用可能な光測定装置の定期点検用基準LED光源です。

WSL-1200/1200C光子ファンダム 基準LED光源

WSL-1200 光子ファンダム  RGB LED搭載の光計測装置の定期点検用基準LED光源
WSL-1200 光子ファンダム RGB LED搭載の光計測装置の定期点検用基準LED光源
国立研究開発法人 産業技術総合研究所と技術コンサルティング契約を結び同研究所 計量標準総合センターの積分球式分光放射計で測定した光源(アトー社内標準)を基準にしてアトーの製品(撮影装置、ルミノメーター、基準LED光源など)を校正しています。
国立研究開発法人 産業技術総合研究所と技術コンサルティング契約を結び同研究所 計量標準総合センターの積分球式分光放射計で測定した光源(アトー社内標準)を基準にしてアトーの製品(撮影装置、ルミノメーター、基準LED光源など)を校正しています。
WSL-1200 光子ファンダム  RGB LED搭載の光計測装置の定期点検用基準LED光源
国立研究開発法人 産業技術総合研究所と技術コンサルティング契約を結び同研究所 計量標準総合センターの積分球式分光放射計で測定した光源(アトー社内標準)を基準にしてアトーの製品(撮影装置、ルミノメーター、基準LED光源など)を校正しています。

光子ファンダムは光計測装置の定期点検用基準光源です。安定な光量と優れた直線性を示す微弱光を出力可能で、ライフサイエンス分野の高感度イメージングシステムや高感度発光測定装置などの定期的な点検に利用可能です。

ライフサイエンスの研究分野に、ルミノメーターやイメージングシステムに代表される光計測装置は広く普及しています。ところが、これらの装置の多くは、性能を手軽にチェックできません。pHメーターを標準溶液で校正するように、光計測装置でも定期的なチェックは欠くことのできない作業です。
 生物発光や化学発光して微量成分を分析するために使われる装置は、目では見ることができないわずかな発光を検出するために利用されています。しかし、このような高感度な装置を定期的にチェックするには、非常に微弱な発光源が必要です。アトーでは、RGB-LEDを使って、安定性に優れたpW~fWレベルの微弱な基準LED光源、光子ファンダム、を産業技術総合研究所の支援を受けて製品化しました。

ISO24421:2023 

Biotechnology-Minimum requirements for optical signal measurements in photometric methods for biological samplesに記載されているOptical signal measurement instruments(ルミノメーターやイメージング装置)の基本性能チェック用の光源として使用可能です。

 

製品名 WSL-1200/1200C光子ファンダム 基準LED光源
コード 3700005
価格 ¥380,000

製品概要

  • イメージングシステム等の稼動性能適格性確認(OQ)
  • イメージングシステム等の稼動時適格性確認(PQ)
  • イメージングシステム等光測定用装置の定期点検

データ・資料

光子ファンダムの特長

  • 全光束(全光量)を実測した基準光源との比較によって光量が値付けされたバリデーション用基準光源
  • 10pW~10fWレベルの全光量に調整されたRGB LEDを利用した安定発光光源
  • イメージングシステムと微弱光計測装置の定期チェックに最適
  • PWM(Pulse Width Modulation)制御による1/1~1/1024の10段階光量変化
  • 光計測装置の直線性試験に対応
  • RGBの各色のON-OFF、光量設定が自在
  • 光計測装置の色感度(波長感度)チェック、2色を同時に点灯させ色分離機能を確認
  • 温度補償機能による光量安定化
  • 環境温度が変化しても光量は一定のため再現性試験に好適

光子ファンダム_LED波長特性.jpg

 

優れた直線性

PWM(Pulse Width Modulation)制御によって1/2ずつ1/1024の光量まで、精度良く10段階に変化させることができます。
フォトンカウンティング 方式のルミノメーターで光量とカウント値の間に直線関係が得られるか確認しました。
RLUの値は得られた10秒間のカウント値の1/1000の値としてグラフ化してあります。PWM制御は最後の頁で解説してあります。

直線性のコピー.jpg

 

検出器の波長感度特性の評価

RGBでそれぞれが同じ光量のカウント値を比較すると、検出器の色感度(波長感度)特性がわかります。
図はルミノメーターに使われていた光電子増倍管の相対感度特性を示しています。
この光電子増倍管では、青色のおよそ12倍の光量がなければ、赤色光は同じ測定値が得られないことがわかります。

波長感度特性のコピー.jpg

 

色分離機能の評価

複数色が同時に発光していても、それぞれの色の強度を分離測定できる装置(ATTO Phelios)があります。その装置の評価にも利用できます。
赤の光量を1/1に設定して、緑の光量を1/1~1/128の範囲で1/2ずつ変化させ、フィルターの有り無しの計測結果とPheliosの色分離計算から、赤と緑の光量を正しく分離評価できているか、検証を行った例です。良好に色分離できることが確認できています。

色分離結果のコピー.jpg

 

製品仕様

型式・名称 WSL-1200 光子ファンダム(KohshiFundam)
光源 RGB LED
発光波長 R:624nm G:527nm B:470nm
光量 最大約10μW / R・G・B  基準光源との比較による実測データ添付
光量設定 1/1 (連続点灯) 表示:FULL
1/2、1/4、1/8、1/16、1/32、1/64、1/128、1/256、1/512、1/1024 (PMW制御)
OFF
RGB同時点灯 組み合わせ自由
光放射部 口径φ4mm マイクロプレートE6位置に相当
光量安定性 ±1%
使用環境 温度:15℃~45℃
寸法・質量 寸法:86mm×128mm×14mm (Nunc社製96穴タイタープレートと同サイズ)
質量:190g (電池含む)

価格表

Prices are for domestic orders only.
製品コード 製品名 価格 数量
3700005 WSL-1200 光子ファンダム(PMT用) 1台 380,000円
3700006 WSL-1200C 光子ファンダム(CCDカメラ用) 1台 380,000円
Prices are for domestic orders only.

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カタログ

取扱説明書